国債の格付けとリスク

国債はリスクの小さい資産として資産運用に用いられる事が多いのですが、リスクがゼロというわけではありません。当然のことなのですが、リスクはあります。リスクが大きければ高いリターンを得られるという基本的な法則がありますが、国債の場合も同じで、リスクの高いものほど利回りが高いという傾向はあります。ただ、このリスクは、素人にはなかなか判断する事ができませんから、利回りが妥当なのかを知ることは難しいと言えるでしょう。

そのためのものとして格付けがあります。格付けは、格付け会社という会社が行って公開しています。分かりやすい方法で何段階かに分けて公開していて、それによってリスクがどれくらいあるのかを知ることができます。これを利用すれば、国債についてあまり知識のない人でも資産運用のリスクをある程度把握することができるというメリットがあります。

格付けを利用すれば素人でもリスクを把握することができますから、デフォルトするリスクをある程度は知ることができますが、為替レートの変動についても把握しておく必要があります。国債はデフォルトするリスクよりも為替レートの変動によるキャピタルロスのほうが大きな影響を与えるのです。